映画 ハーモニー これが見たかった映像
Project-Itoh 第二弾映画「ハーモ二ー」を見てきました。これが見たかったProject-Itohってな感じで、大満足でした。一応ネタバレあり。
前半の鬱々とした雰囲気
冒頭、トゥアレグの民とのシーンでは、ドンパチあるものの、主人公トァンの独白が続きます。特に物語前半は、非常に暗〜い鬱々とした雰囲気、ディストピア感が伝わってきます。それにしても、このまま淡々と進むのは、アニメとしてはどうなんだ？と少し不安になりましたが、杞憂でした。後半はそんなことは気になりません。
予備知識無しでも見れる 「？？？」状態にはならない
私は、Project-Itohの３作品の中で、ハーモニーが一番わかりやすく、気に入っています。今回映画を見る前に、原作を再読しようと思いましたが、結局できませんでした。しかし、それでもまったく内容ついていけないことはありませんでした。見ているうちに徐々に、内容を思い出してきました。「屍者の帝国」ではオリジナル展開が多かったですが、ハーモニーはほぼ原作に忠実であったのではないかと思います。また、百合成分マシマシようですが、私は気になりませんでした。とりあえず、初見の方にもおすすめって感じです。（安易に勧められる内容ではありませんが…）
ハーモニープログラムの狂気
物語最後に、ハーモニープログラムが起動します。その時に流れる、ハレルヤ、そして、美しく調律のとれた、景色がとても狂気に満ちた感じがして、良かったなと思いました。犯人グループのテロによる自殺テロも狂ってますが、やっぱりハーモニープログラムは、より狂ってるなって感じがしました。結末の捉え方は、人それぞれ違うかもしてませんが、僕は非常に鬱エンドだと思っています。
フランスの同時テロ
ハーモニー公開とほぼ同時期に、フランスのパリで同時多発テロが発生しました。
Facebook、プロフィール写真のフランス国旗化機能に「パリだけではない」の声も
映画を見た後だと、この事柄が実にハーモニーだなと思いました。私自身もFackbookやっていますが、この機能を使用している人がいて、まあ…、いろいろ考えちゃいますね。
とりあえず。フェイスブックのプロフィール画像にフランス国旗エフェクトをかけてる日本人フェイスブッカーには、「ハーモニーを見ろ！」と伝えたいだけです。
