【創の軌跡】ChapterⅢを終えて(ネタバレあり)
創の軌跡ChapterⅢを終えました。ネタバレを避けるためトップ画像は水着姿でお送りします。以下ネタバレあり。
あらすじ
ロイド組は新型の魔煌機兵を探るため、RFの軍需工場へと向かう。捕らわれてしまったエリカ博士を救うために動いていたアガット、ティータと合流する。姿を現したのは結社のノバルティス博士と偽物のマクバーン。エリカ博士の技術を使い、ノバルティス博士は機械仕掛けの偽物の研究を行っていた。
ノバルティス博士はRF軍縮向上を放棄。崩れる工場のなかロイドの危機に駆け付けたのはノエルのバイク。なかなか痺れる登場であった。
C組はラピスの記憶の手がかりをたどるため、ローゼンベルク工房へと向かう。同じくノバルティス博士と対峙。また、スウィン、ナーディアと因縁あるエンペラーも現われる。ラピスの記憶を取り戻す装置を起動させたものの大したことを思い出せず。
ただ、まさかの熊さん弁護士さんが何もかも知ってるということだけは思い出せた模様。
リィン組は「オリヴァルト皇子の誘拐の手がかりを知りたくばノルドへ向かえ」とのルーファスの通りノルド高原へと向かう。黒の衛士とつながっている第二十三機甲師団の陰謀を察知。師団は、戦争再開の口実として自動操縦の兵器による自作自演が行われようとしていた。師団の不穏な動きの中で、オリヴァルト皇子をのせたカレイジャスⅡも発見。軍縮のため帝国共和国両国の監視下に置かれた兵器に偽装されていた。リィンはカレイジャスⅡを解放。謎ロボが登場する。
余談としてシェラ姉は身ごもってることも判明。
偽物のルーファス
Cルーファスが本物ルーファスであり、新総統ルーファスが偽物であった。ルーファスが脱獄したことになっていたが、監獄では黒の衛士隊がルーファスを抹殺されようとしていた。返り討ちするわけだが、異常な事態であるため脱獄する。その後偽物の登場、オリヴァルト皇子の誘拐が起こる。
襲撃時に黒の衛士の優先目標であったトランク(ラピス)を手に入れるため行動を起こし、スウィン、ナーディアと出会うこととなった。
機械の偽物
ロイド組はマクバーン、リィン組はアリオス、ルーファス組はスウィン、ナーディアと因縁あるエンペラーの偽物と対峙、いずれもルーファスのような偽物であった。偽物はパラレルワールドのもう一人の存在みたいな予想をしていて、もっと生々しい偽物かと思ってたが、あくまで機械仕掛けの偽物であった。博士曰く模倣疑体(ミシュラクラ)だそうだ。ただ、記憶や自我、自分自身を本物と思っていることはオーバーテクノロジーであるが…。こうなると不自然なディーター、ガルシアも模倣疑体の疑いが高い。
今回の3人の偽物の印象も少し異なる感じはある。
マクバーンはバルティス博士により勝手に呼び出されたりと、外の理を再現しようとしていたり、博士の実験的な関与が一番高そうである。外の理を力を利用して機械の腕が壊れ、機械然とした印象がある。
アリオスも機械然とした印象。なんだか一番機械的で3人の中では完成度が低そう。
ただ、エンペラーはどうも機械然とした印象が薄い。ノバルティス博士も彼の自我について、”彼のような再現性には至れなささう”と弱気発言で、新総統側の組織の別系統の技術の割合が高そう。エンペラーはスウィンたちに倒されたものの、新総統側で表舞台にも姿を現してる幹部候補であり、OPムービーでは謎ロボを背景にしてるシーンもあるので、まだ登場はあるだろう。なにか手掛かりをもっていそうだ。
模倣疑体には結社のノバルティス博士が一枚噛んでいるが、結社と新総統側は直接的協力関係にはないようだ。結社の計画は帝国、クロスベルを舞台には収束方向のようだ。
新型魔煌機兵の設計開発が地精、黒の工房によるクロスベル占領以降であり、ノバルティス博士はこのころから模倣疑体についても研究を進めていた模様。
模倣疑体を達成するための技術が黒の工房か新総統側にありノバルティス博士はその技術に興味を持ち協力をしているものと考えられる。
ノバルティス博士の関与が一番高そうなのはマクバーンの模倣疑体である。結社にとって重要、興味があるのは「外の理の力の再現」であるように思われる。そのために模倣疑体の対象をマクバーンにしていたのではなかろうか。
結社が直接的に関与しないとなれば、プロローグに出てきたバベル計画は結社の計画ではなく、ニセルーファス一味の計画ということになる。
リィンの中に宿るもの
リィン編では、無人の戦車、飛行艇の制御装置をストップさせたものの、無人機の起動停止と連動し、列車砲がノルドの集落に放たれた。「来い!ヴァリマーーール」が使えないリィンが謎の覚醒をおこし、テルフィングSと呼ばれる機体を呼び出す。大砲を真っ二つにした。
だが、続けて登場する謎機体がカレイジャスⅡを襲う。この機体、イシュメルガにどことなく似ている?というより。イシュメルガを取り込んだヴァリマールという印象だ。イシュメルガのカラーは黒に灰のヴァリマールとカラーリングと合わせるとこんなカラーリングになりそう。
閃の軌跡Ⅳノーマルエンドではイシュメルガを取り込んだヴァリマールが大気圏へと飛び立った。閃Ⅳではイシュメルガを取り込んだばかり真っ黒なカラーであったが、浄化し戻ってきたのだろうか?
また、リィンの「また会えて、良かった」という台詞。ノーマルエンドでリィンっぽさが濃厚である。
こう見ると、イシュメルガ成分はヴァリマールに残ってまた悪事を働かせてノーマルエンドの白いリィンがリィンの意識に戻ってきたのだろうか。ノーマルエンドの黒リィンっぽい存在もCMムービーで見られるので、今後どうなるか。
ルーファス組のテーマ
ルーファス御一行、Cとして仮面を被っていた時はなおのこと、4人が一貫性のないちぐはぐなメンバーであったが、まとまり、テーマが見えてきた。それは、「自己の存在理由を見つけだす」ことだ。
スウィン、ナーディアはエンペラーがいた「組織」から逃れてきたわけだが、組織所属時は「道具」、「凶器」として扱われていた。そこから解放され「人」としての存在するために歩んでいる道中だ。
ラピスはローゼンベルク人形であり人ではないのだが、記憶を取り戻したら自分はいったい誰になるのだろう?と不安を覚え、多くのラピス型人形の存在を乗り越え、自分の存在を認めることができた。
ルーファスは自己の存在を公爵家の記号としてしか受け入れられず、自分という存在はなんであるか?自問自答している。だが、所詮人形であるはずのラピスが自己を認識していくことに感化され、そして、今後起こりうる偽物の模倣疑体ルーファスを乗り越え、自己の存在を肯定することとなるだろう。
リィン、ロイドのような表の英雄ではないが、道具、人形、記号として扱われてきた彼らが自己の存在を確かめつつ裏の英雄として4人があるのだ。
追記
軌跡でVRとは???と思ってましたが、その意味が分かりました!